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対立する心


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 人間関係の対立には「正しい自分」「間違っているあなた」という図式があります。これは人間関係だけではなく国家間の争いにも言えることです。

 これは「対立する心」です。対立する心は心に柔軟さを失い、相手との関係をいっそうかたくなにします。
人間関係はどちらか一方の問題というより、相互作用でもろもろの問題が生じてきますので、「私は正しい、間違っているのはあなた」とは言い切れないのです。

 自分は何も悪くないのになぜか嫌われたという場合を考えてみます。
人間関係の問題は自分の心のひびきに応じて現われます。自分がどこかで誰かを嫌っていると、まるで関係もないようなところで、嫌われるおぼえもないのに自分が嫌われたりします。当事者同士だけではなく、全体の中で相互作用が働くからです。

 「私があの人を嫌いなのは、誰が考えてもあの人が悪いからだ。だから私は悪くない」と思いますが、自分の出す心のひびきは、自分が正しいとか、間違っているとかには一切関係がないのです。自分が正しかろうが間違っていようが、人を嫌えば嫌っている心のひびきに応じた人間関係を引き起こすのです。これが心の法則です。

 相手との「対立する心」で人間関係を解決しようとしてもなかなかうまくいきません。対立の心で和解しようとするからです。必要なのは「私は正しい」という心を放ち、柔軟な心になることなのです

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